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セッティングアドバイス

天井の耐加重
天井にかかる加重は以下の様に軽いものなります。石膏ボードなどのネジがきかない建材ではホームセンターなどで市販されているアンカーなど,壁の内側で広がるものを使用して下さい。
ランプ + セード + 吊り具 + ケーブル = 約780g
ランプ
約100g
セード
実測220g
吊り具
実測260g
電線
約200g

接続
メタハラの電気系統は難しくありません。 電源 → インバーター → ランプ とつなぐだけで点灯します。
アースの主目的は感電防止です。冷蔵庫や洗濯機,パソコンにアースが必要なのと同じです。
配線

チョイスアドバイス

色温度で選ぶ球のチョイス
色温度(ケルビン数)をわかりやすくまとめると下表の様になります。
インテリア性を重視する場合には部屋の照明の色温度より若干高めのケルビン数を選ぶのが良いでしょう。暖かさ・日だまりの感じを演出したいのなら3000〜5000Kにします。色温度が高いと清涼感があり,低いと暖かみを感じます。夏場には暑苦しさを感じる事もあります。苔やすさについての差は殆どないと思います。
19000K- Gradation 北西の青空光(空の色) Gradation Gradation
12000K- 快晴の北空(空の色)
7000K- 雲天(空の色)
6000K- 晴天昼光(空の色) D色(昼光色)6500K前後
5500K- 平均正午の太陽光
5000K- 午前9時・午後3時 N色(昼白色)5000K前後
4600K- 日の出2時間後・日没2時間前 NDL色 4500K前後
3500K- 日の出1時間後・日没1時間前 WW色(温白色)3500K前後
2400K- 日の出30分後・日没30分前 L色(電球色)3000K前後
2100K- 日の出20分後・日没20分前 演色評価AAA電球2800K
1800K- 日の出・日没

水温上昇について
W(ワット)数は明るさの単位と勘違いされている方が多くまた,メタハラは蛍光灯より水温上昇が激しいといった印象をお持ちの方が多い様です。この誤解を解く為に一つの設問を設定してみましょう。ワットが明るさの単位なら電気ストーブのワットは何の単位なのでしょうか?これでお分かりと思いますが,ワットはエネルギーの単位です。メタハラや蛍光灯,白熱電球も同様ですが,ランプに与えられた電気的エネルギーは熱と光に変換されます。そしてそのエネルギーの殆どが熱になり,ほんの一部が光に変換される大変効率が悪いものなのです。つまりワット数が同じなら蛍光灯もメタハラも白熱電球も発生する熱量はほぼ同じ事になります。熱は一部が口金などを伝わって器具へと伝導し,多くは発光部から直接放出される輻射熱になります。輻射熱は器具の反射傘により光路と同じ道を通り,水温を上昇させる結果となります。反射傘が無い場合には水温上昇も少ないのですが明るさも比例して暗くなり,熱も光も水槽の外へ捨てているのと等価です。蛍光灯器具の多くは反射板が白塗装のチープなもので,反射効率があまり良くなく,水温上昇も緩和されますが,水面上部の空気対流が悪くなりますので,一長一短です。この様に水温上昇についてはランプや水槽を取り巻く周辺アプリケーションによる差が大きく,どちらか一方が有利であるという事はいえません。
機種別特徴
セラメタ AQ−S05,AQ−S301
セラメタは4200KでAQ−S04岩崎の4500Kとほぼ同じ色あいです。セラメタの特徴は発光管にガラスでなくセラミックを使った事にあり・・・
1)発光効率が高く同じワット数であれば1〜2割明るい。
2)色温度バラツキが少ない。
3)寿命期間中の変化が少ない。
ハイラックス6500K AQ−S01,AQ−S02,AQ−S302
1)高ケルビン数で演色性能ピカ一です。
2)部屋の照明がN色やD色ならこの球がベストマッチ
ハイラックス4500K AQ−S04
残念ながら100Wのセラメタはありません。温白色の100Wはこれになります。
1)演色性ピカ一
HQI両口金5200K AQ−S51
器具が付属しておりません。ランプとインバーターの2点セットです。器具には500W両口金のハロゲン投光器を改造するなど,電気的知識,機械的知識を持ち合わせた方に限ります。
1)ローコスト
2)自然な色合い5200K

流通経路の選択
昨今,電材物のメタルハライドランプをネット通販する店舗が増えてまいりました。格安で入手できますので交換球を入手するにはよいかと思います。

弊社も電材ルートより仕入を行っておりますが,メタルハライドランプの流通には現在もなお問題が発生します。ランプ単体が高額でありながら梱包形態が一般の電球と大差ない事に原因があると思われ,管球内部に損傷を受けて返品しなくてはならないものが結構多いのであります。

この様ななかで薄利多売を致しますと返品にまつわる経費が負担となり,継続性のあるマーケテングができません。弊社は納入されるランプ全てを全数検査し,厳重な梱包で出荷しておりお客様からの破損返品実績は開業(1999年5月)から2004年8月現在まで1件であります。一方,受入時点で販社へ返品した数は数え切れません。

メーカー(上流工程)から小売り(下流工程)を考えた時,上流では同一機種を数多く流しており,下流では多品種を少量で取り扱っております。問屋や販社はこの中間に位置し,商品を上流から下流へ間違いの無い様に流します。したがって商品の型番は確認しますが,中身がどうかはノーケアが普通です。

返品ルートは同じルートを下流から上流へさかのぼり行われます。返品された商品はメーカーが点検し再生が施される様ですが,海外製のランプは国内に検査拠点がある様です。稀ではありますが,この様な再生や再検査が行われた形跡のあるロットに出くわす事があります。ロット番号や管壁の具合で解ります。この様なランプは問題がある場合が多いので通常のロットとは異なり,入念に検査を行う事にしております。そんな中,先日「これはどう考えても寿命末期品」という球に出くわしました。なかなか点灯せず,管壁の異常な黒ずみや点灯時の電圧でわかります。通常の返品では無く解析依頼をかけましたが,流通業者は点検設備を所有していないと思われ,これ程クリティカルな商品の返品点検も不可能であると思われます。

上記理由に鑑み点検出荷をしていない薄利多売タイプの小売り業者からランプを購入する場合には,送られて来た時点でランプに問題が無いか否かを判断できる目があれば,その場でクレームをつけて返品する事ができます。一方見る目が無い場合には消耗品であるランプを返品する事は難しいでしょう。



質問メールから
水草水槽にメタハラを導入する理由は,水槽のオープン化が一番目,そして光量の確保といったところでしょうか。工房によせられた質問メールから購入前の悩みは球のチョイスと熱の心配が多い様です。そして反射板を含むペンダントをご自分で選択される方の多くは配光がどれ程悩ましい問題であるか気付いていない方が多いです。HID照明は水銀灯やナトリウム灯を経てメタルハライドへと高級化してきた訳で,そもそも体育館や倉庫などの高天井照明装置を起点とし,店舗照明へと発展してきました。したがって現在市販されているHID照明器具の多くが吊り下げ構造の器具であり,その配光性能はいかに広い範囲をムラなく照明するかに設計意図が注がれております。これを水槽にそのまま流用しますと多くの場合,意に反した結果となります。工房では水槽照明に適するパーツを厳選しており,配光の次にくる球のチョイスから初めてください。
球のチョイスで重要なのは演色性能(Ra)と色温度(ケルビン)です。演色性とは色がどれだけ自然に見えるかを評価した指数です。初期の水銀灯や蛍光灯では赤が紫に見えたりしました。演色性は人間の目による評価ですので,メーカーのカタログを全面的に信じる事はできないものの,90以上ならまず問題ないでしょう。工房にてチョイスしている球はスーパークールを除いていずれも高演色の球です。色温度は光の色合いです。太陽光は朝焼けや夕焼けの橙色の光(2000ケルビン)から晴天の昼間の白色光(6000ケルビン)まで変化します。この為カメラの場合には光源の色温度に応じホワイトバランスを設定しなくてはなりません。一方,人間の目は3000〜10000K程度の範囲なら自動的に補正がかかり,白の紙は白に見えます。しかし,色温度の異なる光源が混在している場合には,差を認識してしまいますので,部屋の照明とのマッチングは考慮すべきでしょう。また,違った色温度の球をブレンドしてみようという方がいらっしゃいますが,蛍光灯(面光源)の場合と違って水槽の左右で色が違ってしまいますので特別な演出効果を狙う他にはお奨めできません。

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