戻る

トップ・ページへ cartカートを見る 

20型2灯式の灯具から55Wツイン1灯への改造方法


 AQ−F55STを使って,60cm水槽用ニッソーのカラーライト600(18ワット2灯タイプ)をツイン管55ワットに改造します。改造したのは,すでに18W2灯のインバーター化が済んでいるものです。明るさでは2940[lm](1470[lm]×2)から4500[lm]と1.5倍になる筈です。インバーター化されていない器具から改造する場合には さらに1.2倍の光量アップが期待でき,1.8倍ものライトアップにつながります。ランプのサイズは60cmにピッタリのサイズです。55W1灯(インバーター)で18ワット4灯(銅鉄)に匹敵する明るさが得られますので,ホースの引き回しなども楽になるでしょう。

Strategy55_01 【1】用意する物は・・・・
60cm水槽用20形2灯照明器具        ×1
55ワット・ツイン1蛍光灯 FPL55EX−D ×1
インバーターユニット    AQ−F55ST  ×1
ツイン管用ソケット     AQ−K05    ×1
0.3tステンレス板              少々
M3×6mm(ステンレス)ビス         ×4
M3(ステンレス)ナット            ×2
線材(芯線径0.5sq程度)          少々
・・・・です。

【2】用意する工具・・・・
電気ドリル,ドリルビットφ3.2〜4mm,
ドリルビットφ6〜8mm,
金尺,けがき棒,センターポンチ,金切りバサミ,
半田コテ,プラスドライバー,ニッパー,
ラジオペンチ,木片
・・・・等です。
Strategy55_02

Strategy55_03 【3】まず,蛍光管を押さえるバネ式のホルダーをステンレス板で作ります。(以降バネ金具と呼びます。)バネの幅は10mm程度で真ん中に2ヶ所取付穴をあけます。長さは10〜12cm程度です。金尺とけがき棒でカットする位置と穴あけをする位置に印を書きます。穴位置は中央に2ヶ所,10mm間隔とします。

【4】ポイントはカットする前に穴をあける事です。カット後に穴あけをすると回転してしまい危険です。穴あけ位置にポンチを打ち,ドリルの刃が逃げない様にしましょう。 Strategy55_04

Strategy55_05 【5】M3ネジが入る程度のφ3.2〜4mmの穴をドリルであけます。下に木片を敷いて作業しましょう。ステンレス板はしっかりと押さえましょう。

【6】穴が2ヶ所 あいたところです。穴あけ後は太いドリルビット(6〜8mm)でバリ取りをします。 Strategy55_06

Strategy55_07 【7】ここで金切りバサミでカットします。

【8】カット終了。 Strategy55_08

Strategy55_09 【9】穴の横5mm程度の位置で90度に曲げます。0.3t程度の板金ならラジオペンチで容易に曲げる事「ができます。

【10】ソケットに蛍光灯を差し込み,ソケット底面と蛍光管の位置を見ながら板金をさらに90度に曲げます。目測の当て細工になります。 Strategy55_10

Strategy55_11 【11】曲げ終わったところ。

【12】今度は蛍光管の外側曲面と同じ形状になる様にRをつけながら曲げます。 Strategy55_12

Strategy55_13 【13】適度な位置で外側に「ハ」の字に開きます。

【14】余った部分をカットします。(この写真は 背景が良くなかったですね。) Strategy55_14

Strategy55_15 【15】怪我をしない様に角をRにカットします。

【16】蛍光管にはめて平らな所で様子を見てみましょう。 Strategy55_16

Strategy55_17 【17】長年60cmを照らしてきた 水アカだらけのニッソーのカラーライト600です。

【18】分解します。この時,器具のシャーシ(板金)と樹脂キャビネットとの取付部ネジ穴にマジックでマーキングをしておくとよいです。 Strategy55_18

Strategy55_19 【19】インバーター基板のサポートはラジオペンチで摘んで引っかけを解除しますと基板を簡単に抜く事ができます。

【20】何も無くなったシャーシに蛍光管を置いて,どの位置に固定したらよいか構想を練ります。ソケットを右にするか左にするかも配線の都合等を考慮し検討しましょう。 Strategy55_20

Strategy55_21 【21】位置が決まったらソケットの取付穴とバネ金具の取付穴をあけます。まずソケットのネジ穴をけがき棒で書きます。

【22】同様にバネ金具の取付穴を書きます。 Strategy55_22

Strategy55_23 【23】ポンチし,φ3.2〜4mmの穴を4ヶ所あけます。穴あけ後は太いドリルビットでバリ取りをします。

【24】ソケットにはM3のナット入って回転しない様な溝があります。 Strategy55_24

Strategy55_25 【25】ソケットに電線をつけます。一度差し込むと抜けない様な構造になっております。適する電線の芯線径は0.5mm^2程度の太さで,ACケーブルより一回りか二回り細い電線にします。剥き代は7mm程度でヨリ線の場合には半田メッキをしておくとよいでしょう。

【26】シャーシにソケットをネジ止めします。(写真はドジって逆面に取り付けております。) Strategy55_26

Strategy55_27 【27】バネ金具もネジ止めします。ソケットとは逆にバネ側をビス,シャーシ側をナットにします。この時,ソケットの曲がりを是正できる様にソケットのネジは仮止めとします。(写真のソケットは大げさに曲げてあります。)

【28】蛍光灯を差してバネ金具にはめ込み,ソケットの曲がりを是正します。この状態でソケットのネジを締め付けます。 Strategy55_28

Strategy55_29 【29】インバーターを取付け,配線します。

【30】完成! 明るい! Strategy55_30

Strategy55_31 【31】失敗箇所その1はソケットが邪魔してシャーシ取付ネジが苦しかったことです。

【32】失敗箇所その2は バネ金具の位置が悪くて樹脂キャビネットのユーティリティーボックスに当たってしまいました。結局,樹脂キャビネット側にφ6mmの穴をあける事にしました。 Strategy55_32

警告
 器具の改造はご自分(改造者)の責任で実行してください。器具に対し改造を加えると器具メーカーの保証範囲外となるばかりでなく製造物責任の範囲からも外れる事を覚悟の上で実施して下さい。また,改造により発生する二次的被害について責任は負いません。

検索エンジンから このページに御来店のネットサーファー様へ こちらがトップページとなります。
ダミーギャップ