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市販されているパネルメーターは一般に乾電池(9V)で動作し,独立した電源が必要です。一つの筺体にパネルメーターを3系統搭載する様なパワー・ファクター測定器などを自作する様な例では,パネルメーター用の電源を3系統,別々に用意しなくてはなりません。また演算回路に±15V電源も必要となり,電源回路の塊になってしまいます。
液晶式のパネルメーターは軽負荷なので電源回路ブロックから絶縁された9〜10V電源が微弱でも3系統取れるとたいへん便利です。
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当該パネルメーター電源ユニットは3系統のパネルメーターを各メーターのコモン端子を共通にしても尚かつ同時に使う事ができます。下の写真では秋月の電圧計キット×3を用いてます。 |
下の写真は具体的な本機の使用例です。AC電圧,AC電流,AC電力の3系統の真の実効値を演算表示します。リレーによるレンジ切替を行っている為,外部電源トランスバージョンを使用しました。 |
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LB-U01_01
◆トランス内蔵タイプのブロック構成 |
LB-U01_02
◆トランス外付けタイプのブロック構成 |
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APPENDIX
◆秋月のパネルメーター「デジタル電圧計キット」を用いる場合には測定値のフラツキを防止する為に,ICの26pin・30pin間に0.01uF〜1uFのセラミックコンデンサーを追加裏付けしてください。下の写真例では0.022uFアキシャルセラコンを挿入しております。 |
HF出力
◆パワーファクターメーターの様に回路全体が活電部になる場合には,オシロ出力などの外部ポートには絶縁AMPを挿入しなくてはなりません。この様な場合に重宝するのがHF出力です。右の写真はバーブラウン(現TI)社のISOAMP ISO124Pを用いた絶縁アンプです。 |
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